- 2007-08-02 22:33:05
- ハスクバーナ357XPチェンソー
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カテゴリタグ: ハスクバーナ
Q97
最初に質問です。
ハスクの357XPについてです。
ハスクのサイトでは、推薦するバーの長さとして、33~50cmと記載されておりまして、貴店のサイトでは、40~60cmとなっております。
60cm(24インチ)バーでの使用は、負荷がかなり大きそうな気がしますが、実用的にいかがでしょうか?
ご存じでしたら、教えて頂きたいと思います。
私は357を全く使ったことがないので、そのあたり、全然見当がつきません。
なお、254なら使ったことがあります。
以前に在籍していた職場では、時々254に20インチのバーをつけて使うこともありました。
平素は346に18インチのバーをつけて使っていましたので、時々使う254は重くて結構疲れましたが、マツを倒したり、土場でスギの太いものを玉切る時は、346よりも格段にパワーがあり、ストレスを感じませんでした。
346はハスクのサイトでも貴店のサイトでも、バーは50cmまでと書かれています。
346に20インチ(50cm)バーをつけてみたこともありますが、エンジンが苦しそうな感じでした。
そういう経験がありましたので、357に24インチはどうなのだろうかと思った次第です。
ちなみに、357XP+24インチ(RT 0.325")の組み合わせは、貴店なら価格はいかほどでしょうか?
また、お客さんの357に対する評判はいかがでしょうか?
あわせて、教えて頂ければ幸いです。
357は、資金的に余裕が出来たら手に入れてみたいマシンです。
以前の職場は、チェンソー等はすべて会社所有だったので、254や346を自由に使うことが出来ましたが、現在の職場は、機械はすべて個人持ちなので、2台所有、3台所有、という風にはなかなか行きません。
現在はゼノアのG4200+16インチのバーで頑張っています。
とても気に入っていますが、大径木を相手にする時は、
やはり手間が掛かってしまいます。
質問は終わりまして、次にフォレストデモについてです。
色々とご紹介下さり、大変ありがとうございます。
とても参考になります。
受け口の切り方ですが、私も、少し前から、斜め方向を先に切る方法を取り入れています。
知人が、ある県の職員(林業技術指導員?)から北欧式の受け口切りを教わり、
それを私に話してくれたのです。
実行してみると、斜め方向を先に切ることで伐倒する方向がはっきりし、また、水平方向の切り口と合わせやすいのです。
水平方向を先に切ってから斜め方向を切ると、切り口がズレやすいですから。
ただ、私は斜め角度を45~60度くらいでやっていましたので、70~90度というのには驚かされました。
今度から、状況に応じて取り入れていきたいです。
斜めか水平か、たったそれだけのことですが、伐倒方向の確実性がアップするので、よい技術だと思います。
もっと、国内に広まると良いと思います。
それから、突っ込み切りでツルを正確に残して伐採する方法ですが、大変参考になりました。
私も、ハスクの教則本を持っていますので、今回ご紹介のような伐倒方法があることは知っていましたが、教則本は今ひとつ詳しく書いてないので、十分に納得ができなかったのです。
また、フェリングレバー、木廻しベルト、いずれもハスクのものを所持していて使っていますが、これらは実に便利なものです。
木廻しベルトの方は、あまり使っていなかったのですが、写真やハスクのサイトの動画を拝見する限り、結構太い木でも処理できるようなので、これからは、もっと活用したいですね。
機会があれば、ぜひフォレストデモを見学に行きたいと思いました。
長くなりましたので、この辺で失礼いたします。
A97
貴重な生のご意見とても参考になりました。
さて、ガイドバーのサイズの件ですが、確かに357XPに60cmのガイドバーは荷が重すぎると思います。
当店でも357XP販売するときは50cm(49cm)までの物しかアップしていません。
ただ、ハスクバーナが用意してくれているガイドバーが60cm(325ピッチ)まであり、このバーが取り付けることが出来るチェンソーの中で一番大きい物が、357XPなのです。
これよりも上のチェンソーはソーチェンのタイプが3/8ピッチになってしまうので、取り付けることが出来ないのです。
ハスクバーナは357XPを購入するときにこのバーをセットで販売することも出来ます。(今はどうか分かりませんがたぶん出来ると思います)
ただし、機械的には無理をしますよと警告付ですが・・・
その点、スチールは長いバーがあってもそのチェンソーにあったサイズ以上のガイドバーは絶対にセットでは販売してくれません。
ガイドバーを別途注文しなければならないのです。
お客さんの中には1本の大径木を切るために、使用頻度の少ない大排気量のチェンソーを購入するよりも、357XPクラスで多少無理をしても切ってしまおうと考える方もいます。
(あまりお金にならない木の場合にそのように考えるようです。)
ですから、大排気量のチェンソーを買うほどでもないけれど、後少し長いバーがほしいというときに重宝すると思います。
ハスクバーナはそういうニーズも考えているのかもしれません・・・
357XPの評判の方ですが、悪くはありません。
今まで、ダメだという評価はありません。
254XPもいい機械だったので、それに負けず劣らずのチェンソーだと思います。
排気量が若干アップしているので、粘りがあると感じるかもしれません。
私としては、346XPよりも357XPの方が出来がいいような気がします。
サイズが大きいので、力も耐久性もあるからそう感じるのでしょう。
また、世界的に見ればこの357XPが一番使用頻度の高い(林業において)サイズのチェンソーですし、ハスクバーナ本社も力を入れているのではないでしょうか。
フォレストデモのアントンセン氏によると間伐、枝払いは357XPに13~15インチ(ほぼ13インチ)しかもピクセルバーを取り付けて作業するそうです。
軽くて、エンジン回転のレスポンスが良くなり作業が楽に行えるそうです。
スチールのMS361というのが対抗機種であるのですが、こちらも侮れない製品です。
排気量が357XPより若干大きく、またマイクロプロセッサー付イグニッションモジュールでパワーも0.2kwほど上回っています。
まあこの二大メーカーの場合、どちらを選んでも問題はないと思います。
後は好みの問題だけだと思います。
この2台の比較もブログで書こうと思っていたのですが、そのままです・・・
話は変わりますが、受け口についてですが、アントンセン氏がいうには可能であれば出来るだけ受け口の縦切りは角度を大きくした方がいいといっていました。
受け口の深さなどのこともはなしていましたが、次回サイトの方でご紹介したいと思います。
つっこみ切りに関しては私も、ハスクの教則本で読んでいましたが、なぜいいのかいまいち理解していませんでした。
しかし、実際に説明を受けながら、見ているとなるほどと思いました。
教則本に書いてある事を、実技を見ながら説明を受けたいと思いました。
きっと、文字で書いてあることよりもさらにつっこんだ説明があるのではないか思います。
本当に1週間の講習を受けてみたいと思います。
それとアントンセン氏はフェリングレバーとストラップを活用してくださいといっていました。
特にストラップは必需品だと強く説明していました。
フォレストデモも好評で今年から年に2回開催されるようになったそうです。また来年も各地で開催されると思います。
最後に357XP 60cm ですと172830円となります。
5880円のソーチェン3本サービスとさらにオイル、その他お付けしています。
最初に質問です。
ハスクの357XPについてです。
ハスクのサイトでは、推薦するバーの長さとして、33~50cmと記載されておりまして、貴店のサイトでは、40~60cmとなっております。
60cm(24インチ)バーでの使用は、負荷がかなり大きそうな気がしますが、実用的にいかがでしょうか?
ご存じでしたら、教えて頂きたいと思います。
私は357を全く使ったことがないので、そのあたり、全然見当がつきません。
なお、254なら使ったことがあります。
以前に在籍していた職場では、時々254に20インチのバーをつけて使うこともありました。
平素は346に18インチのバーをつけて使っていましたので、時々使う254は重くて結構疲れましたが、マツを倒したり、土場でスギの太いものを玉切る時は、346よりも格段にパワーがあり、ストレスを感じませんでした。
346はハスクのサイトでも貴店のサイトでも、バーは50cmまでと書かれています。
346に20インチ(50cm)バーをつけてみたこともありますが、エンジンが苦しそうな感じでした。
そういう経験がありましたので、357に24インチはどうなのだろうかと思った次第です。
ちなみに、357XP+24インチ(RT 0.325")の組み合わせは、貴店なら価格はいかほどでしょうか?
また、お客さんの357に対する評判はいかがでしょうか?
あわせて、教えて頂ければ幸いです。
357は、資金的に余裕が出来たら手に入れてみたいマシンです。
以前の職場は、チェンソー等はすべて会社所有だったので、254や346を自由に使うことが出来ましたが、現在の職場は、機械はすべて個人持ちなので、2台所有、3台所有、という風にはなかなか行きません。
現在はゼノアのG4200+16インチのバーで頑張っています。
とても気に入っていますが、大径木を相手にする時は、
やはり手間が掛かってしまいます。
質問は終わりまして、次にフォレストデモについてです。
色々とご紹介下さり、大変ありがとうございます。
とても参考になります。
受け口の切り方ですが、私も、少し前から、斜め方向を先に切る方法を取り入れています。
知人が、ある県の職員(林業技術指導員?)から北欧式の受け口切りを教わり、
それを私に話してくれたのです。
実行してみると、斜め方向を先に切ることで伐倒する方向がはっきりし、また、水平方向の切り口と合わせやすいのです。
水平方向を先に切ってから斜め方向を切ると、切り口がズレやすいですから。
ただ、私は斜め角度を45~60度くらいでやっていましたので、70~90度というのには驚かされました。
今度から、状況に応じて取り入れていきたいです。
斜めか水平か、たったそれだけのことですが、伐倒方向の確実性がアップするので、よい技術だと思います。
もっと、国内に広まると良いと思います。
それから、突っ込み切りでツルを正確に残して伐採する方法ですが、大変参考になりました。
私も、ハスクの教則本を持っていますので、今回ご紹介のような伐倒方法があることは知っていましたが、教則本は今ひとつ詳しく書いてないので、十分に納得ができなかったのです。
また、フェリングレバー、木廻しベルト、いずれもハスクのものを所持していて使っていますが、これらは実に便利なものです。
木廻しベルトの方は、あまり使っていなかったのですが、写真やハスクのサイトの動画を拝見する限り、結構太い木でも処理できるようなので、これからは、もっと活用したいですね。
機会があれば、ぜひフォレストデモを見学に行きたいと思いました。
長くなりましたので、この辺で失礼いたします。
A97
貴重な生のご意見とても参考になりました。
さて、ガイドバーのサイズの件ですが、確かに357XPに60cmのガイドバーは荷が重すぎると思います。
当店でも357XP販売するときは50cm(49cm)までの物しかアップしていません。
ただ、ハスクバーナが用意してくれているガイドバーが60cm(325ピッチ)まであり、このバーが取り付けることが出来るチェンソーの中で一番大きい物が、357XPなのです。
これよりも上のチェンソーはソーチェンのタイプが3/8ピッチになってしまうので、取り付けることが出来ないのです。
ハスクバーナは357XPを購入するときにこのバーをセットで販売することも出来ます。(今はどうか分かりませんがたぶん出来ると思います)
ただし、機械的には無理をしますよと警告付ですが・・・
その点、スチールは長いバーがあってもそのチェンソーにあったサイズ以上のガイドバーは絶対にセットでは販売してくれません。
ガイドバーを別途注文しなければならないのです。
お客さんの中には1本の大径木を切るために、使用頻度の少ない大排気量のチェンソーを購入するよりも、357XPクラスで多少無理をしても切ってしまおうと考える方もいます。
(あまりお金にならない木の場合にそのように考えるようです。)
ですから、大排気量のチェンソーを買うほどでもないけれど、後少し長いバーがほしいというときに重宝すると思います。
ハスクバーナはそういうニーズも考えているのかもしれません・・・
357XPの評判の方ですが、悪くはありません。
今まで、ダメだという評価はありません。
254XPもいい機械だったので、それに負けず劣らずのチェンソーだと思います。
排気量が若干アップしているので、粘りがあると感じるかもしれません。
私としては、346XPよりも357XPの方が出来がいいような気がします。
サイズが大きいので、力も耐久性もあるからそう感じるのでしょう。
また、世界的に見ればこの357XPが一番使用頻度の高い(林業において)サイズのチェンソーですし、ハスクバーナ本社も力を入れているのではないでしょうか。
フォレストデモのアントンセン氏によると間伐、枝払いは357XPに13~15インチ(ほぼ13インチ)しかもピクセルバーを取り付けて作業するそうです。
軽くて、エンジン回転のレスポンスが良くなり作業が楽に行えるそうです。
スチールのMS361というのが対抗機種であるのですが、こちらも侮れない製品です。
排気量が357XPより若干大きく、またマイクロプロセッサー付イグニッションモジュールでパワーも0.2kwほど上回っています。
まあこの二大メーカーの場合、どちらを選んでも問題はないと思います。
後は好みの問題だけだと思います。
この2台の比較もブログで書こうと思っていたのですが、そのままです・・・
話は変わりますが、受け口についてですが、アントンセン氏がいうには可能であれば出来るだけ受け口の縦切りは角度を大きくした方がいいといっていました。
受け口の深さなどのこともはなしていましたが、次回サイトの方でご紹介したいと思います。
つっこみ切りに関しては私も、ハスクの教則本で読んでいましたが、なぜいいのかいまいち理解していませんでした。
しかし、実際に説明を受けながら、見ているとなるほどと思いました。
教則本に書いてある事を、実技を見ながら説明を受けたいと思いました。
きっと、文字で書いてあることよりもさらにつっこんだ説明があるのではないか思います。
本当に1週間の講習を受けてみたいと思います。
それとアントンセン氏はフェリングレバーとストラップを活用してくださいといっていました。
特にストラップは必需品だと強く説明していました。
フォレストデモも好評で今年から年に2回開催されるようになったそうです。また来年も各地で開催されると思います。
最後に357XP 60cm ですと172830円となります。
5880円のソーチェン3本サービスとさらにオイル、その他お付けしています。
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